August 1, 2024

dYdXでの取引を始める方法

dYdX
dYdXでの取引を始める方法dYdXでの取引を始める方法

所要時間:資金の購入から入金完了、取引開始まで約6分。

✅ 取引準備

dYdXで取引を始める前に、以下を準備してください:

  • 暗号資産ウォレット(例:MetaMask)
  • USDC、ETH、またはPOLY(Ethereum、Base、Polygon、Optimismのいずれかのネットワーク上)
  • 少額のETH(入金手数料の支払い用)

例:MetaMaskとBase上のETHを使用する場合

  1. MetaMaskのインストール:モバイルアプリストアまたはChromeウェブストアからインストール。
  2. ETHの購入:MetaMaskの「購入」機能を使用し、Baseネットワーク上でETHを購入。
  3. 資金の受け取り:通常、数分以内にMetaMaskに資金が到着し、dYdXへのオンボーディングが可能になります。

🚀 dYdXへのオンボーディング方法

dYdXは独自のブロックチェーン上で動作しており、取引を開始するには資金をdYdXウォレットアドレスに入金する必要があります。ユーザーは常に資金の完全な管理権を保持します。

方法は2つあります

  1. ウォレットからの入金
    • 接続したウォレットから資金を入金
    • インスタント入金(約60秒、手数料高め)または標準入金(約20分、手数料低め)を選択可能
    • 入金が完了すると、すぐに取引を開始できます
  2. Coinbase経由の入金
    • Coinbaseを使用して、直接dYdXウォレットアドレスに資金を入金・出金可能

🧭 ステップバイステップチュートリアル

ステップ1:ウォレットの接続

dydx.tradeにアクセスし、右上の「ウォレットを接続」ボタンをクリックします。

ステップ2:ウォレットの選択

MetaMask、Coinbase Wallet、OKX Wallet、Keplr、Binance Wallet、Trust Wallet、Fireblocksなど、複数のウォレットに対応しています。

ステップ3:ウォレットの接続

「ウォレットを接続」パネルが表示され、ウォレットプロバイダーによってトリガーされます。初めてdYdXにオンボーディングする場合、以下の2つの署名リクエストが表示されます:

  • 所有権の確認:接続されたウォレットの所有者であることを確認します。
  • 取引の有効化:ウォレットの互換性を確認します。

dYdXインターフェースで「リクエストを送信」をクリックし、署名プロセスを開始します。署名は無料で、トランザクションの送信は不要です。選択したウォレットで署名リクエストを確認し、dYdXウォレットアドレスの生成を完了します。

ステップ4:資金の入金

ウォレットからの入金
  1. dYdXインターフェースの右上にある「入金」ボタンをクリックします。
  2. 表示されるウィンドウで:
    • 希望するトークンを選びます。
    • 入金額を入力します。
    • 入金速度を選びます。
    • 「資金を入金」をクリックし、トランザクションを確認します。
Coinbase経由の入金
  1. 入金パネルの下部にある「Coinbaseで入金」をクリックします。
  2. dYdX(Noble)アドレスが表示されます。
  3. このアドレスをCoinbaseにコピー&ペーストするか、QRコードをスキャンします。
  4. 送金前にアドレスを再確認してください。

ステップ5:入金の進行状況を確認し、オンボーディングを完了

入金が開始されると、入金ウィンドウと右上の通知に進行状況が表示され、完了までの推定時間が示されます。資金がdYdXウォレットに到着すると、すぐに200以上の市場で取引を開始できます。

🌐 対応チェーンとトークン

  • Ethereum:ETH、USDC
  • Base:ETH、USDC
  • Optimism:ETH、USDC
  • Polygon:POLY、USDC
  • Arbitrum:USDC

❓ よくある質問

📘 dYdX Chainの先物永久注文タイプ

dYdX Chain(v4オープンソースソフトウェア)では、以下の6種類の注文タイプがサポートされています:

  • マーケット注文(Market Order)
  • 指値注文(Limit Order)
  • ストップマーケット注文(Stop Market Order)
  • ストップリミット注文(Stop Limit Order)
  • テイクプロフィットマーケット注文(Take Profit Market Order)
  • テイクプロフィットリミット注文(Take Profit Limit Order)

1. マーケット注文(Market Order)

概要: マーケット注文は、指定された資産を即座に市場の最良価格で売買する注文です。dYdXでは、デフォルトで「即時またはキャンセル(Immediate-or-Cancel)」として送信され、未約定部分はキャンセルされます。

注文方法:

  1. 取引ボックスで「Market」を選択
  2. 「Buy」または「Sell」を選択
  3. 取引量を入力するか、レバレッジスライダーで希望のポジションレバレッジを設定

用語解説:

  • Amount(数量): 購入または売却する量。注文が約定した際にポジションが増減する量です。
  • Leverage(レバレッジ): ポジションに対して借り入れる資金の割合。レバレッジが高いほど、必要な証拠金は少なくなりますが、リスクも高まります。

2. 指値注文(Limit Order)

概要: 指値注文は、指定した価格(またはそれより有利な価格)で資産を売買する注文です。買い注文は指定価格以下で、売り注文は指定価格以上でのみ約定します。

注文方法:

  1. 取引ボックスで「Limit」を選択
  2. 「Buy」または「Sell」を選択
  3. 取引量(Amount)を入力
  4. 希望する指値価格(Limit Price)を入力

注意点: 指値注文のデフォルト有効期限は28日ですが、変更可能です。

高度なオプション:

  • Good Til Date(GTD): 指定した日付まで注文を有効にします。
  • Immediate-or-Cancel(IOC): 即座に約定しなかった部分はキャンセルされます。
  • Post-Only: 注文が既存の注文と即座にマッチする場合、キャンセルされます。これにより、メイカー手数料が適用されます。

3. ストップマーケット注文(Stop Market Order)

概要: ストップマーケット注文は、オラクル価格または直近の取引価格がトリガー価格を超えたときに、ポジションを自動的にクローズすることで損失を限定する注文です。

注文方法:

  1. 「Stop」ドロップダウンメニューから「Stop Market」を選択
  2. 「Buy」または「Sell」を選択
  3. 取引量(Amount)を入力
  4. トリガー価格(Trigger Price)を入力

注意点: 直近の取引価格は、オラクル価格から大きく乖離しないように制限されています。

4. ストップリミット注文(Stop Limit Order)

概要: ストップリミット注文は、トリガー価格に達したときに指値注文が発動される注文です。これにより、価格が指定範囲内である場合にのみ注文が実行されます。

注文方法:

  1. 「Stop」ドロップダウンメニューから「Stop Limit」を選択
  2. 「Buy」または「Sell」を選択
  3. 取引量(Amount)を入力
  4. トリガー価格(Trigger Price)を入力
  5. 指値価格(Limit Price)を入力

高度なオプション: Good-Til-Date、Immediate-or-Cancel、Post-Onlyなどの設定が可能です。

5. テイクプロフィットマーケット注文(Take Profit Market Order)

概要: テイクプロフィットマーケット注文は、利益を確定するために、オラクル価格または直近の取引価格がトリガー価格を超えたときにポジションを自動的にクローズする注文です。

注文方法:

  1. 「Stop」ドロップダウンメニューから「Take Profit Market」を選択
  2. 「Buy」または「Sell」を選択
  3. 取引量(Amount)を入力
  4. トリガー価格(Trigger Price)を入力

注意点: 直近の取引価格は、オラクル価格から大きく乖離しないように制限されています。

🧭 アイソレーテッド市場での取引方法(アイソレーテッドマージンの使用)

このガイドでは、アイソレーテッド市場、アイソレーテッドマージン、ターゲットレバレッジ、未開設のアイソレーテッドポジションについて説明します。

🔹 アイソレーテッド市場とは?

アイソレーテッド市場は、取引時にアイソレーテッドマージンの使用が必要な市場です。これらの市場は、プロトコルレベルで定義され、新しい市場が追加される際にガバナンスによって決定されます。各アイソレーテッド市場は、独自の担保プールと保険基金を持ち、それぞれ異なるリスク特性を有します。この構造により、プロトコルはより多様な市場タイプを安全にサポートできます。

🔹 アイソレーテッドマージンとは?

アイソレーテッドマージンを使用すると、トレーダーは任意の市場で個別のポジションとして取引できます。これにより、特定のポジションに対して担保を限定し、そのポジションの担保を手動で調整することが可能になります。

🔹 アイソレーテッドマージン取引の選択方法

  1. 取引ページに移動します。
  2. インターフェース左上のドロップダウンリストから取引したい市場を選択します。
  3. インターフェース右側のマージンモードから「Isolated」を選択します。
  4. 注文タイプを選択し、取引を開始します。

🔹 エクイティティア制限

  • 長期注文でアイソレーテッドポジションを開く場合、ポジションをサポートするために最低20 USDCのマージンが必要です。 
  • この要件を満たさない場合、注文はエクイティティア制限チェックにより失効します。

🔹 ターゲットレバレッジ

  • ターゲットレバレッジは、次の注文時に転送される担保の量を定義します。 
  • ターゲットレバレッジを調整しても、新しい注文が行われるまで担保は転送されません。

例: 

  • トレーダーがターゲットレバレッジを5倍に設定し、$100のBTCを購入するマーケット注文を出すと、$20 USDCがユーザーのアイソレーテッドポジションに転送されます。 
  • 既存のポジションを減少させる場合、追加の担保はアイソレーテッドポジションに転送されません。

🔹 未開設のアイソレーテッドポジション

トレーダーが特定の市場でオープンポジションを持っていない状態で未約定の指値注文を出すと、未開設のアイソレーテッドポジションが作成されます。 これらの注文には、注文が約定する前に担保を割り当てる必要があります。 特定の市場の未開設のアイソレーテッドポジション注文がすべてキャンセルされると、UIは担保をトレーダーのクロスマージンアカウントに自動的に戻します。

例: トレーダーがオープン注文やポジションを持っておらず、ターゲットレバレッジを2倍に設定し、BTCの市場価格が$70,000の場合:

  • 1 BTCを$60,000で購入する指値注文を出すと、$30,000 USDCが未開設のアイソレーテッドポジションに割り当てられます。
  • 次に、2 BTCを$30,000で購入する別の注文を出すと、追加で$15,000が未開設のアイソレーテッドポジションに転送され、合計$45,000になります。
  • 両方の注文をキャンセルすると、UIは$45,000 USDCをトレーダーのクロスマージンアカウントに戻します。
  • 片方の注文のみをキャンセルした場合、担保はクロスアカウントに戻りません。

❓ よくある質問(FAQ)

Q: アイソレーテッド市場とは何ですか? A: 独自の担保プールと保険基金を持つ市場で、異なるリスクプロファイルを持つ多様な市場タイプを安全にサポートできます。

Q: アイソレーテッド市場の利点は何ですか? A: 担保プールと保険基金が分離されているため、より多様な市場タイプを安全にサポートでき、取引可能な市場の数が増加します。

Q: アイソレーテッド市場で利用可能な市場数は? A: アイソレーテッド市場により、新しい市場ウィジェットのユニバースが800以上の潜在的な市場に拡大します。

Q: クロスマージンとアイソレーテッドマージンの違いは何ですか? A: クロスマージンでは複数のポジションが同じ担保プールを共有しますが、アイソレーテッドマージンでは各ポジションに専用の担保が割り当てられ、リスク管理が向上します。

Q: ターゲットレバレッジはどのように機能しますか? A: ターゲットレバレッジを設定すると、新しい注文を出す際に、そのレバレッジ比率に基づいて自動的に適切な量の担保が割り当てられます。例えば、5倍のレバレッジでは、ポジションサイズの1/5の担保が必要です。

📊 dYdX Chain 取引手数料スケジュール

dYdX Chainでは、過去30日間の取引量に基づくティア制の手数料構造を採用しています。手数料は、メイカー(流動性提供者)とテイカー(流動性消費者)で異なります。

🧾 手数料の適用方法

  • テイカー手数料: 注文板から流動性を取り除く注文(例:マーケット注文、スプレッドを跨ぐ指値注文)に適用されます。
  • メイカー手数料: 注文板に流動性を追加する注文(例:スプレッドを跨がない指値注文)に適用されます。

📈 取引量の計算方法

取引量は、すべてのサブアカウントおよび市場での取引活動を合算して計算されます。これにより、総取引量に基づいて適切な手数料ティアが適用されます。

⚙️ ガバナンスによる調整

手数料ティアは、ガバナンスによって設定され、必要に応じて調整されます。これらのパラメータは、フルノードのRPCエンドポイントを通じてクエリすることができます。

詳細については、公式ドキュメントの取引報酬、手数料、およびパラメータセクションをご参照ください。

💥 清算(リクイデーション)とは?

dYdX Chainのv4オープンソースソフトウェアのデフォルト設定では、アカウントの総資産がメンテナンスマージン要件を下回ると、清算エンジンが自動的にポジションをクローズします。この清算は、プロトコルが生成する清算注文と注文板上の流動性をマッチングさせることで行われます。

  • 清算による損益は、保険基金が負担します
  • 清算されたサブアカウントのポジションは、部分的または完全にクローズされる可能性があります
  • 清算されるポジションの割合は、ガバナンスコミュニティによって決定されます

⚠️ 清算ペナルティ

デフォルト設定では、清算時にアカウントの残存資産の最大1.5%がペナルティとして保険基金に移転されます。清算エンジンは、可能な限りアカウントに正の残高を残すように設計されています。この1.5%のペナルティは、ガバナンスコミュニティによって調整される可能性があります。

📉 アイソレーテッドポジションの清算価格

特定のポジションが清算される価格(p')は、以下の式で計算されます: p' = (e - s × p) / (|s| × MMF - s)

ここで:

  • e:アカウントの現在のエクイティ(資産)
  • s:ポジションのサイズ(正:ロング、負:ショート)
  • p:ポジションの取得価格
  • MMF:メンテナンスマージン率(Maintenance Margin Fraction)

例: トレーダーが$1,000を入金し(e = 1000)、ETHを3枚ショート(s = -3)、価格は$3,000、MMFが5%(0.05)の場合、 p' = (1000 - (-3 × 3000)) / (3 × 0.05 - (-3)) = 3174.60

つまり、ETHの価格が$3,174.60に達すると、ポジションは清算されます。

🔄 クロスマージンポジションの清算価格

複数のポジションが同じマージンを共有する場合、清算価格の計算は他のポジションのマージン使用量を考慮して調整されます。

計算式:

  1. 総メンテナンスマージン要件(MMR_t)を算出: MMR_t = |s| × p × MMF
  2. 対象ポジション以外のマージン要件(MMR_o)を算出: MMR_o = MMR_t - |s| × p × MMF
  3. 新しい価格p'でのマージン要件を計算する: MMR_o + |s| × p' × MMF
  4. 清算価格p'を求める: p' = (e - s × p - MMR_o) / (|s| × MMF - s)

例: トレーダーが$1,000を入金し(e = 1000)、

  • ETHを1.5枚ショート(s = -1.5)、価格は$3,000
  • STRKを1,000枚ロング、価格は$1.75
  • MMFは10%(0.10)の場合

MMR_o = 1000 × 1.75 × 0.10 = 175 p' = (1000 - (-1.5 × 3000) - 175) / (1.5 × 0.10 + 1.5) = 3380.95

つまり、ETHの価格が$3,380.95に達すると、ポジションは清算されます。

🧮 清算注文の「フィラブル価格」

清算注文のリミット価格(フィラブル価格)は、以下の式で計算されます:

フィラブル価格 = P × (1 - ((SMMR × MMF) × (BA × (1 - Q))))

ここで:

  • P:オラクル価格
  • SMMR:スプレッドとメンテナンスマージンの比率
  • MMF:メンテナンスマージン率
  • BA:破産調整係数(1以上)
  • Q:アカウントの総資産(V)を総メンテナンスマージン要件(TMMR)で割った値(Q = V / TMMR)

Legitimacy and Disclaimer

Crypto-assets can be highly volatile and trading crypto-assets involves risk of loss, particularly when using leverage. Investment into crypto-assets may not be regulated and may not be adequate for retail investors. Do your own research and due diligence before engaging in any activity involving crypto-assets.

dYdX is a decentralised, disintermediated and permissionless protocol, and is not available in the U.S. or to U.S. persons as well as in other restricted jurisdictions. The dYdX Foundation does not operate or participate in the operation of any component of the dYdX Chain’s infrastructure.

The dYdX Foundation’s purpose is to support the current implementation and any future implementations of the dYdX protocol and to foster community-driven growth in the dYdX ecosystem.

The dYdX Chain software is open-source software to be used or implemented by any party in accordance with the applicable license. At no time should the dYdX Chain and/or its software or related components be deemed to be a product or service provided or made available in any way by the dYdX Foundation. Interactions with the dYdX Chain software or any implementation thereof are permissionless and disintermediated, subject to the terms of the applicable licenses and code. Users who interact with the dYdX Chain software (or any implementations thereof) will not be interacting with the dYdX Foundation in any way whatsoever. The dYdX Foundation does not make any representations, warranties or covenants in connection with the dYdX Chain software (or any implementations and/or components thereof), including (without limitation) with regard to their technical properties or performance, as well as their actual or potential usefulness or suitability for any particular purpose, and users agree to rely on the dYdX Chain software (or any implementations and/or components thereof) “AS IS, WHERE IS”.

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